ロンドンの旅案内







ロンドンの英国に於ける地図



2011年夏は久しぶりにロンドンのミュージカル鑑賞をいたしました


昼間に目一杯行動してしまうことと
数年来冬の旅が多かったので
どうしても陽が落ちるとお部屋に帰りたくなってしまい、
ビールのお持ち帰りとテイクアウェイの御夕食

ステラ1パイント
ミセス・ハリガンお隣のパブで一旦はビールを注文
お料理ができると、ビール毎お持ち帰り


パブ飯テイクアウェイ
どうしても麺が食べたかった・・・
余りスパイシーではないタイ風チャオ麺海老入り


お部屋でシャワー後にビールと一緒のお夕飯

そうなるとどうしてもTVは欠かせない!




特に英国のソープ番組で最も長寿を誇る
“Coronation Street”は
何時行っても放映されていて(毎日ではありませんが・・)
話の筋が途中解らなくても結構楽しめるので
夜の密かなお楽しみになっています

舞台は北のマンチェスター
見始めた当初もこのマンチェスター訛りにちんぷんかんぷんでしたが、
(と、言っても現在も判らない・・)
何とはなしに変わらぬオープニングメロディーに
ついつい“ああ、ロンドンに居るわーあたし・・・”と思えます

Coronation Street 40周年
すでに亡くなっている俳優さんも沢山
「コロネーション・ストリート」40周年記念集合写真


半世紀以上続くこのソープ番組でもある
“Coronation Street”には観るにあたって
賛否両論ありますが(なにしろ“ソープ”ですから・・・)
Simpson'sと同じくらい好きなTV番組です

Eastender
コロネーションストリートと良く比較?される
ロンドンBBCの長寿番組
“EastEnder”
こちらも良く観ます



そんな数年間が続いていましたが、
この度はご一緒させていただいた皆様のご要望があり、
何か1本ロンドンでミュージカルを観てみたい、というご希望が出て
演目はお任せで・・という嬉しいお申し出

そうなったら、もうどんな演目が良いか?
ご一緒するのは3名の方々
若いお嬢さん達、ご年配の男性、と年齢もバラバラなグループです

ライオンキング」、「マンマ・ミーア」、「ウィケッド」、
レ・ミゼラブル」、「オペラ座の怪人

ロンドンでロングラン上演されていて
尚且つ日本でもストーリーが解りやすいもの・・となると
上記5つの演目かな〜と思いました

実は以前から観たいと思っていたのは、
この「オペラ座の怪人」

オペラ座の怪人25周年


丁度この演目が初上演される年1986年
ロンドンを訪れていて
地下鉄乗り場、乗り換えエスカレーターは
このオペラ座の怪人のCM壁紙が1番目立っていました!

そのミュージカルが25年かかって
やっと観ることができるチャンス!
(ラグビーが一人で観戦は問題なのですが、
何となくミュージカルは今まで一人で行ったことがなかった・・・)





当時からこの年初演目だった
通称「レ・ミゼ」こと「レ・ミゼラブル」とこの「オペラ座の怪人」は
チケット取得が簡単ではなく、
特にこの「・・怪人」はすでに大人気だった「キャッツ」を世に送り出した
天才作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーとあっては
世界中からこの演目を観にロンドンへ!というのも過言ではないくらい
プレミアが付くくらいの大絶賛を浴びていました

お客様のお言葉に甘えて、
長年溜めていた“観てみたい・・”を実現するために
先ずは依然「取れ難い」「高価格チケット」を
私の方法、納得した公正適正価格にてのチケット購入で
夏ピークシーズンの「オペラ座の怪人」チケット作戦を決行したのでした










〜 ミュージカルチケット購入 〜

:: ticketmaster ::




もう数年前に母との旅で
彼女がミュージカルを観てみたい、という要望に答えて
向かったのが、誰しもが良く知っている
『TKTS』

中心地でもあるピカデリー広場からレスタースクエアの間にある
半額チケット売り場としても
以前ご紹介したチケットショップ

TKTオフィス
ハーフプライスチケットオフィス

今まで観てきたミュージカルは
全てこのオフィスでの購入

もちろん、人気の演目については
割引率は少ないけれど
「キャッツ」「レ・ミゼラブル」もここから購入していました

しかし、今回は4名、しかも日にちも僅か2晩しかなく
確実に席を取らなければならない!!

その日観ることのできる演目では済まされない、
と、なるとどうしても事前購入しかありません





そして、以前から試してみたかった
英国版チケットぴあのような「ticketmaster」での購入

日本の代理店を通じての購入と比べて
どう違うのか?


きっと言葉の問題が大きく立ちはだかるでしょう・・
しかし、今までだって何とかなってきたのだから
きっと・・・・きっと何とかなるだろう・・・





そんないつものように(?)
“やってみよう!”で何度も何度も見返しては
訳を間違えないように
慎重に進んで手に入れたチケット
・・・

今回購入してみた
Ticketmasterの購入方法をご紹介いたします



@先ずはticketmasterサイトのツールから
「Art,Theater&Comedy」を選びます


Aここから、「Musicals」をクリックすると
取り扱いチケットのある演目が出てきます


Bここで目的の演目をクリック


Cカレンダーが出てきます
御自身のいらっしゃりたいお日にちをクリック


D再度日にちが表になっていますので、
「Find Ticket」をクリックすると
劇場席見取り図が出てきます


Eそして、購入可能な席が●としてありますので
ご希望に応じたお席を御自身で選ぶことが出来ます!


Her Majestys Theatreの席

*上記の劇場MAPは別から印刷したものですが、
1番良い席エリアとされているのが、
舞台に近い「STALLS」です

*但し、端の方だともう一つ後ろの
「ROYAL CIRCLE」よりもお安いこともあります


F御自身で選んだお席には
お席を選んだと、同時にその席の料金も出てきます


Gそのお席をクリックすると
次ぎは精算に進みます

*精算をするにあたって、
御自身のデータを作成します
*初めてこちらを御利用する時には
登録が必要になります
御自身のお名前、住所、メールアドレスなどが必要になります


H精算はクレジットカードでのお支払いになります
*御自身のカード情報を打ち込んで進むと
予約は確定になります
*その確定に進む前に必ず
日付、時間、席数などをご確認ください


I精算が済むと
「Ticket Confirmation」として
ご予約が確定した旨の表示が出てきます
そして、メールで改めて予約確認書が送られています


予約確認書のメール 予約確認書メール

大事な箇所を確認します

このメールは予約確認書なので
プリントして必ず持参します

それには、その用紙に書かれているのは
日付、シート番号(自分で選んだ席)、料金が記されています

そして、チケットは当日劇場にてこの予約確認書をお持ちください、と

当日劇場の入り口では
係員へ持参したチケットを見せて入場しますが、
私達はこの確認書を見せて入りました

そして、劇場の入り口すぐの窓口へこの予約確認書を出すと
購入したチケットを渡されました


窓口で交換したチケット オペラ座の怪人のチケット

そう、これで自分で取った席へGO!です












〜 オペラ座の怪人 〜



オペラ座の怪人


ロンドン、ニューヨーク、東京で
未だにロングランを続けている
この『オペラ座の怪人』は


『キャッツ』『エビータ』などの大ヒットミュージカルを
世に送り出した天才作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが、
自身の最高傑作と認めるミュージカルとして世に送り出しました

世界を代表するミュージカルプロデューサー
キャメロン・マッキントッシュと組んで
フランスの作家ガストン・ルルーの原作小説に基づき、
1986年にロンドンで初演されるや大絶賛を浴び、
これまで世界18ヵ国100都市以上で大ヒット・ロングランされ、
全世界で8000万人もの人々を魅了し
ミュージカル史上に燦然と輝く不朽の名作の一つとなりました


マスク




さて、私達が向かったロンドンの劇場は
『HER MAJESTYS THEATRE』
その名も“女王様の劇場”


Her Majestys Theatre
Her Majestys Theater


この劇場の歴史は1703年に遡ります

当時17世紀の終わりはロンドンの俳優達にとっては
正に熾烈な競争時代で
劇場毎に演目を所有する権利がありました

この劇場はその劇作家ジョン・Vanbrughが資金を調達して
建築家と共に設立しました


劇作家 ジョン・Vanbrugh


その後、ジョージ1世の時代1714年に王の所有する劇場となり、
“The King's Theatre/王の劇場”と呼ばれるようになりました

そして、1937年には
“Her Majesty's Theatre/女王の劇場”と改めて改名され、
その後は1901年から1952年まで現在のエリザベスU世の劇場として
長きに渡り王室、
特に女王の所有する劇場として君臨していました

しかし、1970年1月に
この古い歴史ある劇場がイングリッシュ・ヘリテージに認定されたことにより
所有者が女王から変わりました

1,216席の収容力を持つ
この古い歴史ある劇場は名前こそはそのまま
“女王の劇場”として
今日まで沢山の人々の感動を与える場となりました



さて、その“女王様の劇場”入り口は
このような重厚な作りになっております



劇場入り口正面


右側の小窓が予約確認書を交換した窓口で
劇場のチケット窓口(BOX Office)になります

真ん中のボードが本日の役者さん
キャスティングボードになります


本日のキャスティング
本日のキャスティング

下は右の“Love Never Dies”は
10年後の続編とも言うべき
新作の看板です

左には本日のプログラム売り場になっています


左:プログラム売りのスタンド
右:購入したプログラム

オペラ座の怪人プログラム

床は美しい大理石のチェッカー柄

決して大きな劇場ではありませんが、
重厚な雰囲気を醸し出しています


大理石の床


そして、幕間に観客が向かう場所としては
劇場の中2階にあるバー、トイレ、この売店です


オペラ座の怪人グッズ ショップ


下は中2階のバーの天井
人は多くありませんでしたので
写すことを憚れたので・・・歴史を思わせる天井を写してきました



中2階のバーの天井



今回は自身で取った席は3階のほぼ中央席

劇場内部は写真は厳禁なので・・・・
少しだけのご紹介になります


席から舞台を覗く

前の席との間隔は然程ありませんが
高低差があるので比較的観易いと思います

しかし、私の前の席がそれにも増して背の高い男性だったので
彼の頭の動きに左右はされました・・・


そして、両サイドはこんな感じ
この席クラスの方々の服装もわかりやすいと思います

そして、天井



座席の足元には£1.00で借りられるオペラグラスがついていました

このオペラグラスは舞台全体が見やすく
決して倍率が良い訳ではありませんが、
非常に良いものでした!






そして、いよいよ幕があがります

舞台はもちろん撮影禁止なので
購入したプログラムからの抜粋です

一人一人の役者さん達の声や演技は
本当に“来て良かった〜”

お馴染みの“ちゃ〜ちゃらららら〜”のくだりも
生演奏の迫力ある音楽も然ることながら
役者さん達の迫力ある生の歌声は

わざわざここまで来た甲斐がありました!!

世界の頂点のミュージカル

ロンドンでも観る、という醍醐味に現れていることと思います






今回生で観る舞台にあたって
お話(ストーリー)が解らないと・・・と思い、
日本でDVDを見てまいりました




こちらも映画化に伴って
ロイド・ウェバーが監修しています


最初にこちらを見てからだと
ストーリーも良く解るし、
舞台も余裕を持って観ることができました


陽の長いこの時期にも
ミュージカル観劇があると1日がとても長く
ちょっぴりお得感が得られるかもしれません





チケット購入については
以前にもご紹介しておりますが、
ロンドンの旅Act.,2ミュージカル観劇について)
今回はその方法に付け加えて
是非お試しくださいませ













ご意見・お問い合わせは下記よりお待ちしております





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